稲荷社

本尊吒祇尼天をおまつりしています。

吒祇尼天は、大黒神所属の夜叉ですが日本では稲荷の神體となっています。

昔、知足院殿が望み事があって、大権坊に吒祇尼の法を行わせると、狐が道場のお供物を食べ、夢に美女の髪を捉えていました。

目覚めてその髪を見ると、狐尾でした。

27日間の祈願が無事成就したので、狐尾と吒祇尼天を福神としてまつったのが、稲荷社の始まりです。(蓮乗院管理)