ID : Pass :  | register
     
 

11月の言葉

 
 


良家の子よ、「有尽」と「無尽」と
呼ばれる菩薩の解脱がある。
それを学ぶがよい。
有尽とは有為が滅尽することである。

 

 
 

維摩経より

 
 

<解説>

  今月の言葉は更に続けて「無尽とは無為に滅尽がないことである。」と述べている。これはお釈迦様が長老アーナンダのの質問「仏陀の働き」についてに答えられた後、土産の法語として説かれた教えである。
  さて、今月の言葉は弟子達に対して、有尽とは無尽を悟ることが菩薩でありこの二つの教えを学ぶことが菩薩に近づく方法である。と解いたものです。
  有尽とは有為(生滅を繰り返すもの)完全に滅す尽くすことであり、無尽とは無為(生滅変化しない絶対のもの)もまた滅することがない。
  しかし、菩薩とは有為を滅尽させず無為の中に自らを安住させない。と説かれています。
  大変難しい言い回しですが、平たく言うと、菩薩は大慈大悲と言われる慈悲行を決して捨てず、常に人々をこの世の苦悩から救い出そうと、布施に愛語に利他行に、更に人々と苦悩を共にしようと精進している。
  又「無為を滅尽させない」とは、諸行無常であると観察し、この世の一切は苦であると観察はするが、善根を積むことを諦めず、生死の中に入り込み、無我とは知りながらも我を捨てることせず、慈悲の心を決して失わない。また、福徳は空虚でなく知も無価値ではないとの思いを抱き続け、仏の悟り、仏の知恵を求めて修行を続けている。
  こんな菩薩の姿を知り、菩薩の跡について行くことが菩薩への道であり、悟りの道である。と解き明かしているのです。

 
プリンタ用画面
友達に伝える
前
12月の言葉
カテゴリートップ
平成28年の言葉
次
10月の言葉

 
     
厄ばらい申し込み

修行体験

清水寺通信
pagetop