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10月の言葉

 
 


問う、自ら発心するのか
他から教わって発心するのか
答えて、自らでも、他からでもなく
人の感と仏の応が一つに交わる
ことによって発心する。

 

 
 

摩訶止観より

 
 

<解説>

  「発心」とは悟りを得たい、仏になりたいとの願いを起こすこと、と言い一般には「発菩提心」と呼んでいる。
  さて、今月の言葉は中国天台山の天台大師智顗と言われる高僧が「信徒が発心するのは自分自身が自ら菩提心を起こすのでしょうか、それとも他の誰かから勧められて起こすものなのでしょうか?」との問いに「菩提 心とは自分が自ら起こすものでも、他から勧められて起こすものでもない。この二つを合わせたものでもなく、偶然に起こるものでもない。仏の教えを求める信徒の心と、人々を救いたいと願われる御仏の心が感応同行した時に起こるものである。」と説き示されました。
  続いて、それはちょうど子供が水や火の中に堕ちようとする時、父や母が慌ててこれをすくうようなものである。と説かれています。
  仏は凡夫を仏国土に往生させたい、悟りの心を授けたいとの大慈悲心を起こされ、煩悩のために苦しみ悲しんでいる私たちを菩提心の海に引き入れてくださるのだ、と解き明かしてくださっています。
  私たちは悟りなんかとても無理とか、どうせ仏国土なんか行けない、と諦めず只々仏様の国に行きたい、悟りの妙味を味わいたいと切に願うだけで良いのです。

 
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