ID : Pass :  | register
     
 

8月の言葉

 
 


人間の身体は苦でしかない
楽しみに耽るべきにあらず
老病死が迫り、避ける術なし
しかるに、愛欲に染まり
五欲に溺れている

 

 
 

往生要集より

 
 

<解説>

  私たち凡夫はともすれば永遠でないものを永遠と錯覚し、喜びでないものを喜びと思い込みがちです。
  例えば、今にも死を迎え、刀の山とか煮えたぎった湯のある地獄に落ちようとしているのに、欲望を満たすことばかりに夢中になっているようなものです。
  宝積経というお経では
 「種々悪事をなし財宝を蓄え、妻子を養って喜んでいても、死んで地獄・餓鬼・畜生の世界に落ちたらすべての財産は他の持ち物となり大切な家族も誰一人として一緒に苦しみを分かち合ってはくれない。
  死んでしまえば大切にしていた両親・兄弟・妻子友人・知人の唯一人だって、一緒については来てくれない。自分が犯した悪い行為だけが何処までもついてくるのである。
  閻魔大王は常に罪人に『ほんの少しの罪だって私が加えたわけではない。お前が自分で作った行為でこの地獄の世界に来たのだよ。自分の行為の報いは自分で受けるしかないのだ。変わって受けてくれる人はいない。したがって、生前に悪趣に落ちる行為をやめ、苦しみの世界を離れる方法をよく学んで、安楽な世界を求めるべきだった。』と諭している。」と教え諭している。

  さて、8月はご先祖様をお迎えする月となりました。上記は私たちが死をいかに見つめ、今日を正しく生きるかを解き明かした教えです。
  意味を良く噛み締め、お迎えするご先祖さまを確りとご供養し、感謝と慈しみの「行」を積み上げて下さい。

 
プリンタ用画面
友達に伝える
前
9月の言葉
カテゴリートップ
平成28年の言葉
次
7月の言葉

 
     
厄ばらい申し込み

修行体験

清水寺通信
pagetop