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6月の言葉

 
 


何ものを殺さば安穏ならん。
何ものを殺さば憂なからん。
何ものか毒のもとにして、
一切の善を呑滅するや。

 

 
 

天台小止観より

 
 

<解説>

  上の言葉は更に続けて
  仏、答えて曰く
  瞋を殺せば即ち安穏なり、
  瞋を殺せば憂なし。
  瞋は毒のもとなり、瞋は一切の善を滅す。
と述べ、瞋恚(憤り、怒り)が幸せな人生・生活を奪う元であり、諸々の苦悩、悪道に堕ちる因縁であり、正しい生活を邪魔する元凶であり、善い心を育むの大敵、種々悪口の蔵である、と説いています。
  そして、この瞋恚の感情は日常の生活の中で「あの人は私を悩ます、また私の仲間や親兄弟を悩ましている。私の怒りに油を注いでくる。」との思いを増大させ、更にその怒りが増幅して恨みを起させる。その恨みのために怨念が芽生え、怨念から報復の心が生じ、報復心が心全体を覆い尽くし、報復することしか考えられなくなり、誤った行動に走り、人生を棒にふるのだ、とお釈迦様は教え示して下さっているのです。
  さらにお釈迦様は、この瞋恚の過ちを知ったならば耐え忍ぶ心と慈悲の心を育め、と教えて下さっています。
  耐え忍ぶとは己の心を振り返り、よく観察することであり、己の心を観察すると、己の至らなさを発見することができる。周りの人々に慈しみの心を施すと、自然に感謝の心が芽生え、恨みや怒りが薄まり、報復の心が鎮まるのです。
    

 
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