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9月の言葉
 
 

起ころうとする悪は先に防ぎ
既に起こった悪は断ち切る
起ころうとする善はより勧め
既に起こった善は更に育てる

 
 
四正勤より
 
  近年、自分自身の心が制御出来ず、くるしみ、悲しみから逃れようとしながら返って苦しみを増幅させ、自らを不幸の淵に落とし込んでいると思える事件が増えてきた。特に先月70云才の老人が、60代の婦人から猫の事で小言を云われ、それに憎しみの感情が過剰に増大して、殺してしまったと云う事件が合った。
一昔前までは老人が粗暴犯罪を侵す等と言うことは皆無にひとしかったが、近年老人の粗暴事件が後を絶たない。どうしてなのだろう?
日本は長い間、お隣の中国や韓国と同じように年長者を敬い、大切にして、年老いて両親を敬い養護する事が美徳とされてきた。若い者から敬われ、温かく養護される老人は何の不安も、先の心配もないので、自ずから心は平安となり、好々爺として子供達や近隣の人々から慕われる事が出来た。しかし、近年は親の老後を養護する事が美徳ではなく、老人は健康の不安、経済的な不安を常に抱え、猜疑心と怒り・嫉みを常に抱えて生き長らえて行かざるを得なくなってしまった。
こうなれば偏狭な心に成りやすい老人の方が粗暴事件を起こす割合が高くなる事は自明の理であろう。
お釈迦様は四正勤を説いて、常に自分自身の心を正しく整えよう。と教えて下さっている。
自分自身の老後が惨めに成らない為にも、又自分の親に惨めな思いをさせない為にも、年長者を敬い、親の老後は子供がお世話をするものとの善い伝統を護り、伝えて行く努力をしなければ成らない。必ず老人となり、死を迎えるのだから。
 
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