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3月の言葉

 
 


様々な思惟により、
種々の物が思考されるが
その思考されたものは
仮構された存在形態であり
それは実在しない。
 

 
 

唯識三十頌より

 
 

<解説>

  2月18日から25日の間、スリランカを訪問した。
  コロンボ空港に入って最初に驚いたのが、あまりの綺麗さ、即ち良く清掃されていることであった。インドでは掃除をしている姿を見たことがなかったが、この国ではどこに行っても常に掃除して清められていた。
  さらに驚いたのが自動車が警笛を殆ど鳴らさない。インドでは警笛の音が途切れることがなかったのにこの国は静かに車が行き違っている。更に埃が立たず、道路沿いの木々の葉っぱは瑞々しく青く光っていた。
  スリ(美しい)ランカ(セイロン島)という名前通りに美しく、一切の生物が静かに共存共栄している楽園のように見えた。
  インドと同じ民族が暮らしているのにこの違いはどこにあるのか?、不思議であった。
  このスリランカで説かれたと言われる「楞伽経」というお経があるが、この中では「私たちは心で社会を造り、心でその現象を分別する」と説かれている。
  インドと同じ民族が暮らす国と言っても、人々の心の有り様によっては警笛がなくなり、環境が綺麗に整備され、北海道よりも小さな赤道直下の農業国が豊かに暮らしている。
  正に楞伽経が説くように、社会は人々の心の在りよう一つで、街が美しくも汚くもなることを実感した。
  自然の中で一切のものと共存し、心豊か暮らしているスリランカの人々を羨ましく思えた。
    

 
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