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9月の言葉

 
 


諸々の悪はなすことなかれ。  
諸々の善はうやまって行ぜよ。  
おのずからその意きよまらん、と。  
これ諸佛の教えなり。
 

 
 

<初学坐禅止観要門より>

 
 

<解説>

    右の句に続いて「それさとりの真法は、入るに道は沢山あるが、その肝要を論ずれば止観の二法以外には無し。その理由は止は煩悩を克服するの初門、観もまた迷いを断つ正要、止は即ち心を愛育する善資、観は即ち識別する智慧の妙術、止はこれ禅定のすぐれた果をもたらす善因、観はこれ智慧の下地なり。」と説いて、止観行の修行の大切さ、重要性が説かれている。
    もっと分かりやくす言うと、心を統一して自分の心を冷静に観察し、仏様の浄土に行く方法を心に刻み込む修行をすれば、自ずから他の人に慈しみの心で接し、布施の心が湧き出して様々な心の悩みや、執着、怒りが消え去る。と説かれている。
    止観とは簡単に云うと坐禅を組み、心を統一して、自分自身の心を見つめることです。
    現代人は様々な情報の渦の中で、自分の心を見失い、真偽不明の情報に振り回されています。そんな中で、特に様々な要因で心を惑わされ易い30代、40代を中心に坐禅ブームが起こり、当寺にも沢山の方が坐禅修行に訪れている。
    是非このブームが一過性に終わらないように坐禅即ち止観の意味、意義を心に留めて頂きたい。
    更にこの要門は止と観、即ち心の修行と知識の学びが偏ってはならない、この二法が偏ると邪心が大きくなり不幸を招く、必ず二法の均衡を保つ事が肝要と教えている。
    今日の混迷した世相は知育偏重となり、止と観二法の均衡がとれていないことの証明ではなかろうか。止と観をバランスよく修することが幸せへの近道である。

 
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