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8月の言葉

 
 


死と病と老との三者は
あたかも火むらのごとく
迫ってくる
これに抗うには力がない
これを逃れるには敏速さがない
 

 
 

<中村元訳「ブッダの言葉」より>

 
 

<解説>

    若い時には気づき難いが、歳を積み重ねると、誰もが「病と老い」の先にある死がそこに迫って来ていることを何となく感じている。しかし、死が迫ってきた時の心の整理や覚悟を固めるには至っていない。むしろ目前の欲にばかり囚われている。
    お釈迦様は「苦しみ、患いはこの身を愛し、執着する心に宿る。」と説き、自分自身の幸せを願うなら、直ぐに目前の欲を離れよ、と説き示している。
    病老死に抗う力、逃れる敏速さを身につけたければ次の五箇条を実践せよ、と解く。

1,「己を知れ」愚かな自分の心を基に他人を誹り、仲間だけを良しとして、自分の心に叶わないものを排斥して憎む。この行為が多くの不幸を招く。

2,「天地の恩を知れ」衣食住全てを天地の恵みである事に感謝せよ。

3,「師の恩を知れ」人生の道に暗き者に正しい道を教えて下さった恩を忘れるな。

4,「父母の恩を知れ」昼夜を分かたず養育下さった両親の苦労と愛情に感謝せよ。

5,「衆生の恩を知れ」隣人を始め多くの人々の助けがなければ、一日も暮らすことが出来ないことを知り、感謝せよ。
と。
    死に際し一番不幸と思えるのは自分の人生を悔い、家族や隣人・友人を恨み憎むことではなかろうか。
    一番の幸福は富の多寡ではなく、家族に・隣人に感謝し、平安な心で死を迎えられることであろう。
    上の五箇条を心に留め、悔いのない人生とする準備を始めて頂きたい。

 
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