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6月の言葉

 
 


家は種々の善根を破壊する。
善の根を冒す。
善の幹を倒す。
故に「家」と言われる。
家に住む生活は全て煩悩の座である。
故に在家の菩薩は
家庭の過失に通じねばならぬ。
 

 
 

宝積部経典「ウグラ居士の問い」より

 
 

<解説>

  今月は在家の菩薩、即ち在家信者の皆さんが特に注意しなければならないことを説いた言葉です。
  近年の日本は家庭崩壊が著しいと言われます。親子の断絶、家庭内離婚、隣の家族は何する人ぞ、と言われるほど家族間のコミュニケーションが薄くなり、家族個々が孤独に苛まされていると聞く。
  こんな今日の家族・家庭にとって、正に示唆に富む教えでは無かろうか。
  お釈迦様は、家庭は善根を破壊し、善の根をおかすと述べておられる。善や正義を壊し、善の心をおかすからこそ、家庭には親子兄弟の秩序が必要であり、年長者への敬意や畏敬の心を育まなければ成らない。
  また、家は煩悩の座である、と説いて小欲知足の必要性を説いて下さっている。何故なら血が繋がっているとの安心感が我が儘な心を助長し、家族が互いに我に固執し、互いの過ちや弱みを許そうとしない弊害が出てくる。家族こそ互いに敬い、許し合い、慈しみ合う心が必要なのに。
  今日の家庭には親子や兄弟の秩序が無くなり、互いが我がまま一杯に振る舞うことから家庭の和が崩れ、血の繋がりという安心感から欲望や嫉妬心を剥き出しにし、善根を育む環境を阻害して来ているのでは無かろうか。
  私たちには心安らかに暮らせる家庭が不可欠であるからこそ、その家庭の弊害を知り、その弊害を招かないために、家庭に善と、慈悲の根を植え続ける努力が求められている。

 
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