2月の言葉

   

与える者には功徳が増す
心身を制する者には
恨みの積もることがない
善き人は悪事を捨てる
情欲と怒りと迷妄を滅して
束縛が解きほぐされた

   

マーラーラ物語より

   

 2月の15日は涅槃会、お釈迦様が完全な覚りを得て、この世から姿を隠された日です。
お釈迦様は人生の最後に故郷に帰りたいと願われ、最後の旅をしておられました。お釈迦様が近くに来られたことを知った鍛冶屋のチェンダは晩餐を差し上げたいと申し入れ、お釈迦様も快く受け入れ、ご馳走になりました。しかし、そこで召し上がった茸に当たって体調を壊され、酷い下痢に悩まされました。しかし、それでも旅を続け、遂にクシナーラーに至りて歩けなくなり、沙羅双樹の林で横になり、最後の時を迎えられたのです。
食中毒を起こしたチェンダは強い後悔の念を起こし、又弟子たちはチェンダの所為でお釈迦様が亡くなる、と恨み始めました。
この事を察しられたお釈迦様は弟子の阿難に「覚りを開く時の供養の食事と、涅槃に入る時の供養の食事が一番功徳が大きい。この事をチェンダに伝え、喜ばせてやりなさい。」と指示され、チェンダの心の重荷を降ろしてやられた、との逸話が語られています。
この事からお釈迦様の慈悲心の大きさと、私たちが如何様な心掛けで生活すればよいかを教えてくださっています。お釈迦様の鼻くそを頂戴して仏様のお心に適うよう心がけましょう。