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12月の言葉

 
 

 

欲は苦しみの本であり
諸々の禍の根である
徳を傷つけ、身を危うく
することは皆心から起こ
るのである

 

 
 
龍樹菩薩伝より
 
 

 今月の言葉は龍樹菩薩が仏門に入る前に述べた言葉で、それ以後、仏教徒となって「空」の思想を世界に広めた偉人です。
龍樹菩薩伝によると、龍樹は生まれながらにして神童で、離乳食を食べさせてもらっている間に、ヴェーダー聖典を聞いてその詩句を暗唱し、意味まで理解した、と伝えられています。
この龍樹が青年になり、同じく神童と呼ばれる友人3人と相談して隠遁の術を習い、慢心していった。
彼ら4人は快楽を求めて王宮に自由に出入りし、王宮の美女を皆犯してしまった。
百日余たってから後宮の女官で解任するものが続出、このことを知った王は臣下に相談し、城の中に細かな砂を撒き、門番に砂後を注視させた。ある日龍樹たちが城に入ってくると砂後を注視していた門番にすぐ見つかり、王は家来に命じて虚空を滅多切りにさせた。これで3人は即座に首を切られ死んでしまったが、龍樹はとっさに王のすぐ後ろに隠れ、難を逃れた。
この時龍樹菩薩がつぶやいた言葉が今月の言葉である
龍樹はこの後、己の愚かさを知り、恥、知恵が幸せを運び、喜びを招くのではなく、心こそが幸せを、平安を運んでくれるものと悟り、お釈迦様のお弟子になる覚悟をし、仏門に入ったとされています。
龍樹のように神童と呼ばれ、誰もがその知恵に勝てなかった人でも、心を整えなければ、慢心し、その慢心によって心は欲望や妬みの心を起こして、命を危うくし、又築いてきた信用も一瞬の内に無くしてしまうのです。
互いに今年一年を深く反省し、観音様に全てを懺悔して、清新な心を育み、幸多い新年を迎える準備をして行きたいものです。

 
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