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9月の言葉
 
 

心は巧みなる画師の如く
種々の五陰を画き
一切世界の中に
法として造らざる無し
心の如く仏もまたしかり

 
 
華厳経より
 
 

  絵師は巧みな技量によって、恰もそこに世界が実在するかのように、又そこに不思議な魔法の世界が有るかのように画き、人々を魅了します。

しかし、残念ながらその絵が現す世界は実際には無く、その絵を見て感じる人の心の中にしか存在しません。
絵画と同じく、私たちは心で様々な世界を描き出します。この世に存在する様々な造形、感性、思想、行動、判断はすべて心が作り出したもです。
心なくしては、他に造形も思想も行動・判断も、この世に現れ出る事は無いのです。
華厳経は、心が有ってこそ、この世に様々な現象が現れ出ると同じように、心が有ってこそ仏が有り、私たち衆生も在る。心と仏と衆生との区別は無く、仏は私たち凡夫から遠くから離れた存在ではない。仏も本来衆生であり、私たちの心の中に存在するのだ。と、言い換えれば誰にも必ず仏性が有ると説き示しているのです。
では誰にでも存在する仏性は放置していても開花し、誰でも仏に成れるのでしょうか。
残念ながら磨かない玉は宝石に成れないように、私たちの仏性も磨かないと仏には成れません。
お釈迦様は仏心を磨く事を菩薩行と云い、菩薩の慈悲行こそが仏性を磨く方法であると示して下さっています。
また華厳経では、この地球上に存在する者は一見無関係のように思えても、その一つ一つは縁で結ばれ、とけ合っていて、決して互いに排除し合うものではない。と説き、慈悲行の重要性を示しています。
憎く・嫌いな人でも、愛すべき人同様、縁で結ばれ互いに影響し合っている事を自覚し、仏に近づき、仏国土に往生す事を願うものは、常に他の人々を敬い、過ちを許し、愛しみ、助け合う生活を心掛けたいものです。

 
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