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7月の言葉

 
 

南方に一国土あり。
名付けて除難といい、
城を寶荘厳名づく。
一女人あり、婆須蜜多と名づく、
汝、彼女に詣でて問え
「如何菩薩の行を学び、
菩薩の道を修するや」と

 
 
華厳経入法界品より
 
 

  華厳経と言うお経の中にある入法界品は善財童子が真理の世界を求めて、即ち仏の覚りを求めて様々な人を訪れ、その中から仏の教えの神髄を見
つけて行く、と言う物語が説かれています。
その中で、今月の言葉は尼僧から遊女に菩薩としての修行のあり方を尋ねなさい。と薦められている言葉です。
この尼僧の薦めによって善財童子はヴァスミトラーと言う遊女を尋ねます。彼女は宝石で飾られた立派な椅子に座り、顔立ちは麗しく、身は純金の如
く、目は仏様のように青い目を備え、比べるものも無いほど美しい姿をしていた。
彼女の言葉は巧みで不思議な力と智慧を兼ね備え、多くの人に囲まれ、善根を修して後生に善い報いを受ける功徳を完成していた。
善財童子は仏様に挨拶するように足を礼し、敬いの心で合掌して、聖なる人よ、私は菩提心を起こして菩薩は如何なる行を学び、如何なる道を修するかを知りません。どうかお教え下さい、と尋ねます。
遊女は「私は既に欲を離れ、清浄な教えを身につけて完成している。私は神々に取っては天女であり、人にとっては遊女であり、神霊にとっては非人
の女になる。そして、未だ様々な欲望に取り憑かれている人が私のところに来たならば、無着の境界と言う執着の無い精神統一を得させよう。私の声を聞き、私を抱擁するものには離欲を説き、解脱の境地に導くであろう。」と応えるのです。
これは日々の暮らし、私たちの心のあり方そのものが覚りに至る教えであり、この世に仏の教えでないものは何一つ無い。との教えなのです。
ともすれば、これは役に立つ、これは不要と、善悪を区別し、その区別に固守しがちです。しかし、善悪の区別をし、その区別に固守する事こそ、覚りへの道を遠ざけている、と教えてくれているのです。

 
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