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10月の言葉

 
 

煩悩は即ち法界なりとは無行経に
「貪欲は即ちこれ道なり」といい
浄名に「非道を行じて仏道に通達する」
と言うがごとし

 
 
摩訶止観より
 
     

 私達凡夫は愚かで、過ちを犯しがちである。しかも、厳しい修行はすぐ尻込みし、易きに易きにと流れがちである。そんな愚かな凡夫でも実は仏の覚りに近づける、仏国土に往生することが出来る。と示してくれるのが大乗経であり、その中でも特に法華経なのだと解き明かしたのが天台大師智顗という高僧です。

 今月の言葉は智顗が説き示した摩訶止観(座禅の指南書)の一節で、煩悩こそ覚りに到達する為の最良の道具であり、極言すれば煩悩があるからこそ覚りがある。

 煩悩と覚りは不二不離である。諸法無行経に「貪欲即ち欲望があるからこそ覚りへの道を歩むことが出来る」と説き浄名(維摩経)に「一見仏の道を歩んでいるように見えなくても、全ての行為は仏道に通じている」と解き明かすように。

 私達は殊更に難しい修行をし、難しい仏教理論を学び、常に息を殺して生活をしなくても、煩悩を自覚し、過ちを懺悔し、仏の覚りに近づきたい、仏の国に往生したいと願うことで誰でも仏になることが出来るのです。

 では如何様に生活し、どう心がければ仏国土に往生し、仏になることが出来るかと言うと「仏国土(極楽)に往生したい」との強い願いを持つこと。

 今如何なる状態にあろうとも、今日1日、生かさせて頂けることを家族に、隣人に、神仏に感謝すること。

 仮令貧しくとも、隣人の・家族・世間の人々の幸せを祈り、自分に出来る手助け(布施)を懸命にすること。

 私達は自分の考え、行動を正当化しがちであるが、実は過ちだらけであり、周囲に大きな迷惑を掛け放題である。このことを常に自覚し、観音様に懺悔し、心を何時も柔軟にしておくこと。

 最後に観音様にご加護を祈り、観音様のお導きに従うことをお誓いすること。が最良の秘訣である。

 の5つが極楽往生する秘訣である。

 

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