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12月の言葉

 
 

痴より愛あり、すなわち我が病生ず。
一切衆生の病を以てこの故に我病む。
若し一切衆生不病を得ば
すなわち我が病滅す。

 
 
維摩経より
 
 

今月の言葉は「維摩経」と言うお経で、病に伏した維摩居士を文殊菩薩がお釈迦様の命を受けてお見舞いに行かれた時のお二人の問答の一説です。
維摩居士は在家でありながら、お釈迦様の御教えを実践し、菩薩の位に登った方で、文殊菩薩に匹敵する智慧を有した方でしたので、お二人の問答は内容が深く、真理を明らかにされるであろうと多くの修行者が固唾をのんで聞き入ったと伝えられている。
内容は文殊菩薩が病の原因を聞かれると、維摩居士は「人間は愚かさの為に愛の心を芽生えさせ、その愛情が嫉妬心や不安感を増幅させ、怒りや憎しみの心を作り出す。その愛より怒った様々な感情が人々の心を傷つけ、病めさせる。
菩薩はその凡夫の病んだ心を癒し、救おうとして病になるのです。だから人々が心身の病を克服すれば菩薩の病も自然に癒えるのです。」と答えた、と言うお話です。
それは即ち、菩薩は常に衆生の病を気にし、如何にすれば衆生を全ての災いから救う事が出来るかに心を砕いておられるのです。
しかし、凡夫はこの事に気付かず、痴(愚かさ)の為に日々愛憎の心を増幅させ、悩み苦しみ、一人でその不安と恐怖に戦いている。
一人でも多くの凡夫が「菩薩は私たちの不安、恐怖を取り除き、悲しみや憎しみに暮れる心を癒して下さるのだと知り、その一切の苦悩を、愛憎を菩薩にお任せする心を持って欲しい。そうすれば一切の菩薩如来は即座に一切の苦厄を取り除いて頂けるのです。
今年も後僅かとなりました。今年も様々なことがあり、様々な垢を身に着けて来ました。
観音様、文殊様に一年間に溜まった垢の全てを除き、痴吉山0折清めて頂き、迎える平成25年の多幸と平安を是非お願いして下さい。み仏は必ず貴方をお護り下さいます。

 
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