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9月の言葉

 
 

屋根を粗雑に葺く家には
雨が漏れ入るように
心を修養しない者には
情欲が心に侵入する。

 
 
中村元「真理の言葉」より
 
 

今年は家庭教育・学校教育に真剣に向かい合って来なかったことの付けが回って来て、あちこちの学校で虐めが表面化、そのことによる自殺者が相次いだ。
大津市では学校や教育委員会がこの虐めを隠し通そうとして大問題になり、遂には警察の介入まで招いてしまった。
又、別の学校では虐められた子供に退学を勧め、事件を納めようとしたとか?!
確かに昔から虐めはある。しかし、その虐めには限度が、節度があったように思うが、今日の虐めには節度も哀れむ心も感じられない。
この原因は何処から来るのか、どうすればなくすことが出来るのか。
先ず持って、大人が親が欲望の侭に生きることの愚を悟り、虚栄心は社会を子供達の心を歪めることに気づくべきである。
粗雑に葺いた屋根には雨が漏り、家族の心を粗雑に扱った家庭には家庭崩壊があり、己の心を修養しない者には苦しみが取り巻くのです。
伝教大師は「山川草木悉皆成仏」と言って「私たちの周囲のものは喩え草であろうと、水であろうと獣であろうと仏性を備えている。」と教えて下さっている。
この全てのものに宿る仏性を敬い、共にこの仏性を育んで行くことが修行なのです。
幸せに成りたい。成功したい。と願う人は先ず己の心を観察して、余りにも我が侭になり過ぎたことを反省し、散り散りになりがちな心を束ね、欲望に打ち勝つ修養をして欲しい。
清水寺では17日には読経と法話の会を催し、座禅、写経の指導もお受けしている。
多忙な現代だからこそ月に1度は心の修養に励み、仏心を育む修行に参加することをお勧めしたい。

 
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