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2月の言葉

 
 

悪いものは善い姿をもって
憎らしいものは愛しいものの
姿をもって、苦しみは安楽の
姿をもって放逸なる者どもを
粉砕してしまう。

 
 
感興の言葉(中村元訳)
 
 

2月15日は涅槃会。お釈迦様が最後の煩悩を捨てて完全な覚りにお入りになった日である。
清水寺では涅槃図を掲げてお釈迦様のお徳を讃え、お釈迦様の鼻くそをお供えし、お釈迦様のお徳に少しでもあやかれるようにと「鼻くそ」を頂戴している。
お釈迦様は三五歳でお覚りを開かれたが、肉体が在るが為に食欲、睡眠欲と言う煩悩を完全に取り除くことが出来なかった。
しかし、肉体を離れる(死)ことによって最後の煩悩を捨て、完全な覚りにお入りになった。と言う意味で釈尊の死を涅槃と言う。
お釈迦様は五〇年間に渡って、私達に様々な教えを説いて下さっているが、その教えを貫いているのが「欲望・愛欲が不幸を招く」である。
私達はともすれば自分に心地よいものには惹かれ、その心地よい姿・言葉を「善い」ものとして心を寄せるが、心地よくないものには「悪」のレッテルを貼り、近づくのを避けようとする。『いつの世も姿や言葉の善し悪しで「善悪」は計れないものである・・・・・』
又、私達凡夫は自分の欲望や愛欲、怒りや慢心と言う感情によって判断力が狂わされ、己の欲望や感情に照らし、己を満足させてくれるもののみを善として判断しがちである。
私達はこのことを確りと自覚し、己の感情に優しいもの、魅惑的なものだけに心を奪われないようにしなければならない。
お釈迦様の教えを学び、従って心を修め、あらゆる煩悩を鎮めて、常に心を清らかに保っていたい。
このような生活が私達に大きな福を招いてくれるのである。

 
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