ID : Pass :  | register
     
 

10月の言葉

 
 

病を増し、煩悩を増す等の食事は
するべからず。身を安じ、
疾を癒す物は是食すべし。
即ち飢えず、飽かざるが
食を調うの相なり。

 
 

摩訶止観調五事より

 
 

食欲の秋がようやくやってきました。美味しい物がワンサと出てきます。食いしん坊には堪らない季節到来です。
しかし、今月の言葉はそんな大食漢には耳の痛い教えです。
この教えは坐禅修行に入るのに先ず調えなければならない準備で、お腹が満幅になると修行をしようと言う意欲がなくなり、お腹がすきすぎると食べたいとの思いに気持ちがかたより、正しい修行を行うことが出来ない。満腹になりすぎず、かといって飢え過ぎず、腹八分に食を調える事が大切だと説明されている。
このことは坐禅をする時ばかりではなく、私達の人生に於いても留意しなければならない事である。
今日の日本人は経済力の上昇に従って飽食癖がつき、低成長経済下になっても飽食癖が止められない。
思い通りに食べられない、仕事に就けない、虚栄心・自尊心を満足できないと不満を募らせ、その不満が失望を招き、自暴自棄を引き出して世間を騒がせ、家族や自分自身を傷つけ、不幸の深淵に足を踏み入れてしまっている。
お釈迦様は私達人間の心は弱く、何もしなければ知らず知らずの内に心は汚れ、怠惰になっていく。常に心を戒め、心を叱咤激励していなければならない。と教えて下さっている。
食欲の秋に当たり、今一度節度ある食事、節度ある生活をするように心がけよう。

 
プリンタ用画面
友達に伝える
前
11月の言葉
カテゴリートップ
平成22年度の言葉
次
9月の言葉

 
     
厄ばらい申し込み

修行体験

清水寺通信
pagetop