3月の言葉

 
 

誰もが皆
心の外に有ると
思える万の物の形は
悉く
その本性は存在せず

 
 

法相二巻抄

 
 

 子供達の学力低下が問題になって久しいが、今日その学校教育が更に混迷の度を深めているとのこと。
親たちは、子供達の勉強が思うように行かないと学校が悪い、教師が悪いとその責任を責め立てる。その結果として、学校や教師は萎縮し、教育意欲がそがれて教育力が更に減退する。という悪循環を繰り返していることが原因とのこと・・・・。
子供の勉強が思うように進まないのは子供自身の問題であり、勉強意欲や集中力を育まなかった親自身の責任ではなかろうか。
私達が見聞きし、食べ触れたものから感じる「愛しい、美しい、見にくい、憎い」との感情は全て他から押しつけられたものではなく、自分自身の心が招き入れたものである。
若者が楽しいと思う音楽、美しいと思っているファッションが親から見れば誠に騒々しく、決し格好良いものとは思えないと同じように。
幸不幸は他からもたらされるものではなく、自分自身の心に在ることを自覚し、真の幸せを招き、つくり出すことの出来る「心」を築き上げたい。
心の修練によって、幸せを招く事が出来たとき、私達は彼岸に到達する事が出来るのです。