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9月の言葉

 
 


国宝とは何物ぞ
宝とは道心なり
道心ある人を
名づけて国宝となす
 

 
 

伝教大師(最澄)のお言葉より

 
 

<解説>

   今月の言葉は山家学生式という天皇に対する要望書の文頭に書かれているお言葉です。
   この言葉の後には更に「古哲又曰く、能く言い能く行わざるは国の師なり。能く行い能く言わざるは国の用なり。能く行い能く言うはこれ国の宝なり。この三者の内、能く言わず能く行わない者は国の賊なり。
   道心ある人を西では菩薩と称し、東では君子と号す。悪事を己に向け好事を他に与える。己を忘れ他を利する、これ慈悲の極みなり。
   と続き、日本の国は未だこの菩薩の養成が不十分なので比叡山において慈悲心ある国宝的人材を育てさせて下さい。と、更に「道心の人は天下を相続し、君子の道は永代に不断です。」比叡山では慈悲の門をもって人々を大乗仏教の教えの道に導きます。と訴えられたのです。
   この文章を読むたびに自分は国の賊に成っていないだろうか、せめて国の師に成りたいと心を激励していますが、愚かで怠惰なために、ともすれば国の賊になりかかっていることを恥じています。
   コロナ禍で生活しにくい時代と成りました。こんな難しい時代だからこそ、「道心」を持ち、悪事は己に向け好事を他に与える「慈悲心の生活」を心がけたいと存じます。そしてその慈悲心の生活こそ観音様が理想とされる「仏に成るための修行」でも有るのです。
   皆様の益々のご健勝を祈念申し上げます。

 
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