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12月の言葉

 
 


衆生は常に五欲に悩まされ
しかも尚これを求めてやまず。
五欲は益なきこと狗の骨を咬む如く
人を焼くこと逆風に炬を執る如し。
 

 
 

観普賢菩薩行法経より

 
 

<解説>

    私遠凡夫は幸せを希いながら、苦しみや悲しみ、争いを作り出しては嘆いています。
お釈迦様は、般若心経が説く「色、声、香、味、触」に対する欲望が断てないことに原因があると教えて下さっている。
では如何にして五欲を呵責すべきなのでしょうか?。こんな例え話があります。
「五百人の仙人が山で修行をしていましたが、ある日美しい女性が雪山の池で沐浴をしながら歌う声を聞いてしまった。仙人達は忽ちその美しい声に心酔し、修行をしている身である事を忘れ、我がちに雪山に登り、声の主を探し回った。彼らは細妙な歌声の持ち主に邪念を生じ、その為に心が狂って行くのを自覚する事ができなかった。
その為、せっかく修行によって積み上げた功徳を失った。それだけではなく、山を探し回った挙句に命を失い、後世悪道に堕ちたと伝えられる。
有智の人は、声は念々に消滅し、後にも前にも何も残らない事を観察する。この事を確りと心に止める人は声に染着せず。又諸天が奏でる音楽にすら心乱されることは無い。いわんや人の声に惹かれることはなくなるのだ。これを声欲を呵ると名付ける。」と。
私たちは、この世の出来事も、容姿も、声も、香りも味も、決して長続きしないことを知っているにも拘らず、その魅力に惹かれると我を忘れ、その魅力に囚われ、身を滅ぼす危険が多々ある事を常に自覚したい。「君子危うきに近寄らず」を常に懺悔し、心に言い聞かせよう。

 
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