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11月の言葉

 
 


色に着するを以ての故に
諸塵に貪愛する
色、汝が眼を壊し
恩愛の色を好む奴となる
 

 
 

観普賢菩薩行法経より

 
 

<解説>

   先月も同じお経の中から、煩悩のままで悟りに至るためには懺悔、反省が一番大切である。と書きましたが、今月は同じお経の中で、どの様に自分を見つめ、反省したら良いかをお話ししたいと思います。
   観普賢菩薩行法経には眼、耳、鼻、舌、身体、意識の6つの器官の過ちが解き明かされています。お釈迦様はこの6つの器官が受ける過ちを確りと自覚して物事を見聞きし、誤りやすい点を常に反省懺悔しなければならない。と示して下さっているのです。
   先ず、私たちが目で以って様々な景色や出来事を確認し、私は確かにあれを見たからAは正しい、とかAは間違った。と判断していますが本当にAの行為を正しく見たといえるのでしょうか?
   Aの行為を真正面からマジマジと見たのか、横から見たのか、遠方から見たのか、事の最初から全てを見ていたのか、途中から見たのか、によってAの行動の可否を判断する事は出来ません。。
   何故なら私達には思い込みや、好き嫌い、善悪の判断基準が異なっており、自分の判断基準だけで善悪を判断すると大きな過ちを犯すことになります。。
   例えば「日頃好ましいと思っている人が罵声を浴びていると、その罵声を浴びせている人(A氏)を「けしからん」と判断し、例えば多くのいる場所で罵倒していたならば、打倒した人を悪く判断し、「本当に常識がない」と判断して友人知人に自分が見聞きした光景を話し、A氏は怖い人だ、とか悪い人だと吹聴してしまいがちです。
   無実の罪とは私たちが「無意識に自分が見たものは全て正しい」と思い込むところに生まれる事を自覚したいものです。

 
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