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9月の言葉

 
 


私はお前の父親だ
どんな望みも叶えられる
宝の瓶を授けよう
決して壊してはならない
 

 
 

ジャータカ物語<宝の瓶>より

 
 

<解説>

   あいも変わらず過保護な親が後を絶たない。小・中学生に対する過保護だけかと思っていたら近頃では良い年をした大人にまで「子供達に迷惑をかけたくない、自分の葬式の始末ぐらいは自分でしたい。」とか「せめて500万円ぐらいは残してやりたい。」と言うコマーシャルに踊らされ、子供の務めである老人の養護は求めず、遺産だけを残してやろうとの愚行が横行している。
   でもこの様な愚かな親は現在だけではなく、御釈迦様の時代にも居たようでこんなお経が残っている。
   「ある街に莫大な資産を持つ豪商がいた。彼は常々人々への施しに励み、多くの徳を積んでいたので、死後神々の王サッカーとなって天に生まれた。ただ心配なのは放蕩息子のことだけであった。息子は親の心配をよそに残された財宝を湯水の様に使い、資産を使い果たしてしまった。これを知ったサッカは息子に宝の瓶を与え、これを持っていたら暮らしに困ることはない。しかし、決してこの瓶を壊すではないぞ。と注意して天上に帰った。父から宝の瓶をもらった息子は又、放蕩を始め、酔った勢いで宝の瓶を壊してしまった。後悔しても後の祭り、息子は誰からも見放され、街の場末で哀れに死んで行った。」と記されている。
   過保護にされた者は授けられた宝の有り難さには気づかず、最後には自分自身すら粗末にしがちです。年老いた親を養えば、その子供からも又養護してもらえるはずですが、親を養護しなかった者はその子供たちからは見放され、苦悩するでしょう。過保護も程々にしたいものです。

 
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