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6月の言葉

 
 


一体何が不善の根なのか
貪(むさぼ)りは不善の根である
瞋(いかり)は不善の根である
痴(おろ)かさは不善の根である
 

 
 

中部経典 正見経より

 
 

<解説>

   物事を正しく判断することが如何に難しいかを示す出来事が続いています。しかも、若い人が正しい判断を出来ないのではなく、むしろ年齢を重ね、実績を重ねた人ほど正しく判断できないことを教えてくれているのです。
   では、私たちの周囲で起こる様々な出来事を正しく判断するにはどうしたら良いのでしょうか。
   お釈迦様は正見経というお経の中で「何が不善で、何が不善の根かを考えなさい。そして何が善で何が善の根かを合わせて考えなさい。」と説かれた。
   お釈迦様によると①生き物を殺すこと、②与えられない物を取る、③嘘をつくこと、④諸々の欲望に関わる邪な欲望、⑤二枚舌の言葉、⑥粗暴な言葉、⑦飾りの駄弁、⑧貪欲、⑨邪悪な見方・考え方の九つは不善である。
   更に「貪りは不善の根である。怒りは不善の根である。愚かさは不善の根である。」と説く。
   9つの「不善」を離れることが善であり、3つの「不善の根」を滅するのが善の根であると示してくださっているのです。
   ともすれば私たちは己の欲望に目が眩み、業績やプライドを護りたいとの思いに心が満ち、それ以外のことは目に、耳に、頭に入らなくなり正しい判断が出来なくなくなります。
   歳を重ねるほど、経験を積めば積むほど、実は物事を正しく判断する能力が失われることを常に自戒していきたいものです。

 
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