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3月の言葉

 
 


衆生の為に
不請の友と作りて
大悲の心をもって
衆生を安慰し
哀愍し、世の法母と為る
 

 
 

勝鬘(しょうまん)経より

 
 

<解説>

   今月の言葉は日本の仏教、特に在家仏教思想に大きな影響を及ぼしたお経の一つであり、聖徳太子が一番最初に解説書を書かれたお経であると云われる勝鬘経の一節です。
   勝鬘経では勝鬘夫人がお釈迦様の前で仏の教えについて説法し、お釈迦様が頷きながらその説法の正しさを認められました。このことから仏教は修行者だけのものではなく、仏様の教えを信ずる者全てのものであり、女性であってもその教えを解釈し、周囲の人に仏の教えを説くことを公に許されたお経でもあります。
   さて、勝鬘夫人はお釈迦様から「貴女は必ず悟りを開きます。」と云う予言を戴きます。この予言を喜んだ夫人はお釈迦様に「今後は教えを忠実に守っていきます。」と誓って、続けて次のように語りました。
   「人々のために私は不請の友となり、大慈大悲の心を起こして人々の恐れを取り除き、安寧の心を与えます。人々を差別する事なく慈しみ、社会の人々の慈母となります。」と。
   仏の教えを尊び、仏の功徳を頂戴する者はこの勝鬘夫人と同じように周りの人々を慈しみ、人々の幸せのために尽くして行かなければならないと、心に誓って頂きたいものです。
   なお、ここに出てくる不請(ふしょう)の友とは「請われてから手を差し伸べるのではなく、請われる前に手を差し伸べてくれる友」と云う意味で、誰もが不肖の友では無く不請の友と成りたいものです。

 
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