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7月の言葉

2021/06/30 17:54

7月の言葉

仏子である観世音菩薩は
如何して観世音と
名付けられたのですか

観音経より
<解説>
 
   多くの皆様に信仰いただきます観音様のお名前について、無尽意菩薩がお釈迦様にお尋ねした場面です。
   この質問にお釈迦様は「観世音は思議出来ないほどの長い期間、数え切れない程多くの仏に仕え、偉大な清願をおこし、海のように深い誓い(慈悲行)を持ち続け、あらゆる方向、場所に置いて人々の苦しみを取り除く働きをしてきた。即ち世の人々の苦しみの声を聞いて即座に救いの手を差し伸べるところから「観世音菩薩」を呼ばれるようになった。とお答えになり、更には観世音の名を聞き、その姿を見て、一心に観音の名を称えるならば、あらゆる苦しみ厄災が取り除かれるであろう。」とお答えになったのです。
   このお答えの中の「観音は数え切れないほどの多くの仏に仕え・・」と言う言葉を取り上げ、中村元先生は「仏はもともと人間でありながら人間の欠点を超えた方ですから、『おれに奉仕せよ』『他の仏に仕えてはならない』とか『他の神を拝んではならない』と言うのは宗教家のエゴイズムです。と明言しておられます。
   この言葉は私達観音様を信仰する者にとっては大変大きな意味をもっています。それは観音様は慈悲の行を続ける中で、拝む仏様が異なるからとか宗教、宗派が異なるからと一切の差別をされません。
私達はこの観音様の平等にお心を体し、いま世界で、日本でも、自分たちと異なる姿や異なる考え方を持つ人たちを虐め、差別し、誣告して除け者にしようとする機運が拡大してきました。
   このような機運に同調せず、私たち観音信者は一切の人々を差別せず、慈しみの心を持って、誰とも同じように接していきたいものです。